「夢=寝てるときに見る」のお話

人によって「夢」の見方は様々らしいが、とりあえず、私の見る「夢」は「総天然色」。
もちろんサウンドは「ステレオ」で、とにかくリアル。
「味」も「匂い」も分かるし、「痛み」だって感じてしまうので、時々「夢」か「現実」か分からなくなって、起きてから暫く「???」ということもある。

人間、熟睡しているときの夢は覚えていないそうなので、どうやら私は眠りが浅いらしい。2度寝、3度寝は当たり前なのだからタチが悪い。自分の布団でこれだから、旅先などで熟睡できた験しがない。
何かにつけ「この人は寝ないから〜」と某S氏は(S氏って2人いるなぁ)言うけれど、好きで寝ないんじゃないもん。寝れないんだってば。

出先では一番最後に寝て一番最初に起きてしまうので、誰が寝つきが良いとか、誰が寝相が悪いとか、誰が寝言を言うとか、誰が歯軋りをするとか、知っていても何の得にもならないことをよく知っていたりする。

話を元に戻すと、「夢」にはその人の潜在意識に潜んでいるものが現れるという。
いわゆる「予知夢」の類は見た記憶が無いが、「夢」に助けられたことはよくある。
大抵は「忘れ物をする夢」といった類のもので、朝起きて「そうだそうだ」と鞄の中を確かめて救われたことが結構ある。「忘れちゃいけない」という潜在意識のなせる技。

そんな私が、毎年ある時期が来ると必ず見る「夢」がある。

それは「本番」の夢(ここからが本題)。
「本番」とは、「定演当日」のこと。それも、毎回ストーリーが決まっている。

気が付くと、その日は定演の当日で、しかも本番直前。
皆は既に定位置についていて、指揮者まで指揮台の上に立っている。
それなのに、自分はまだ楽器も出していないのだ。

シチュエーションは様々。
ある時は高校の中庭。中庭にステージが組まれている。
チューニングが始まったと言うのに自分はまだ楽器も出していなくて、屋上でその音を聴きつけて驚くわけだ(そりゃそうだろう)。
慌てて下に降りようとするのに、どの階段も中庭に降りられないようになっている。
校舎の中をグルグル走り回りながら、どうにかこうにか楽器を組み立ててみるものの、リードケースを開けるとそこには折れたリードしか入っていない。
それも、半端な折れ方じゃなくて、真ん中からバリバリに折れている。
中庭では演奏が始まっていて、もうすぐ自分のSoloが回ってくるところ。
「あぁもうダメだ‥」と思ったところで目が覚める。

それが何処ぞのステージの裏だったり、楽器がAltoだったりTenorだったりするが、結局本番のステージには間に合わない。目が覚めて、いつも心から「夢でよかった」と思うのだ。そりゃもう「怖い夢」である。

そんな夢を、吹奏楽を始めた大学の頃から、本番が近くなると必ず見る。
その夢を見て「もうすぐ本番なんだなぁ」と思うほど、とにかく必ず見る。

今年、初めて違うパートで本番を迎える。
もうすぐ「例の夢」を見る時期も近づいている。
果たして今年はどんな夢になるのかしらと、不安半分楽しみ半分な今日この頃。
某自動車メーカーの某ワゴン車のCMみたいになるのかなぁ。
それも嫌だなぁ‥。